『RED CLIFF レッドクリフPart1』
2009-01-14(Wed)

最近不仲の夫と二人、ようやく見に行った『レッドクリフ』。一緒に見るのは大作と言われる作品が多く、中華モノでは『墨攻』以来かも。
夫は歴史に疎い男なので、見終わったあと「どうだった?」と尋ねてみた。するとすんなりと「おもしろかった」というではないか。そっか。おもしろかったんだ。だからこれだけ人が入ってるんだなぁ。今回は、友人達も勧めなくてもいち早く見て「おもしろかった、かっこよかった」と感想を述べてくれているし。
中華関連作品を見たとき、その作品が本当に面白いのかどうか客観的に判断できないことがあるので、平らに見られる人の感想は大事だ。
以下、私の感想をつれづれに。
* * * * *
・大作、しかも思惑通りの大ヒットとなった本作。
上映時間が長いにもかかわらず、それを感じさせないおもしろさはあった。しかし、心沸き立つようなかんどーが得られなかったのだ。なぜだろう?
・三国志と諸葛孔明、赤壁についての予備知識は、トニーが孔明を演じると聞いた直後(2006年12月)に見たレンタルDVD『三国志 諸葛孔明』電視連続劇 諸葛亮 (1985年湖北電視劇製作中心 出演:李法曾、徐正運、黄家徳、劉麗華ほか)で概ね分ってはいた。そこでは周瑜がかならずしも好人物に描かれているとは言えない。
この物語の最大の魅力は、劉備の人物像と諸葛亮の戦略家としての才覚だと思う。今回あえてそこを外して周瑜をメインにもってきたことが、視点としては面白いものの、物足りなさにつながったのかも。
トニー周瑜はPart1ではいいとこ取りのキャラクターで終了したけれど、Patr2でどうなるのだろうか。
・冒頭の解説部分は日本版だけにあると聞いた。確かにあの部分は必要かと思う。その後も主要な配役が登場するたびに名前が示されたが、それがわずらわしくもあり・・・まさに至れり尽くせりだけれど、そこまで?
・小喬(林志玲)と周瑜(梁朝偉)のシーンについて。個人的にはもうすこしさらっと描いて欲しかった。『ラスト・コーション』のあとの作品だけに、トニー=ラブシーンと安易に結び付けられそうで心配・・・考えすぎかな。
・胡軍がいいとこめいっぱいにもっていった感じ。彼の纏う明るいオーラが好きだ。張震も神経質で気弱そうな若き君主を好演。そして関羽役のバーサンジャプのきりっと切れ長の目が思いのほか印象的だった。
・趙薇の存在が作品に花を添えていていい。
そして金城武の諸葛亮。二人のコミカルな場面がアクセントになっている。こう並べてくると、やはり随所に配役の妙が光っているのだな。
・戦いのシーンを見ながら、昔の武将は力第一だったのだなぁと改めて思った。それに孔明の知恵が加わり、戦略が功を奏す。そこがおもしろい。
・エンドロールに林迪安(ディオン・ラム)の名前を見つけた!
少し間が空いたので、今度は山ちゃんの吹き替え版を見てみようと思う。どちらにしても吹き替え、ってところが釈然としないな。
『RED CLIFF レッドクリフPart1』赤壁 2008年アメリカ・中国・日本・台湾・韓国 監督:ジョン・ウー 出演:トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー、チャン・チェン、フー・ジュン、リン・チーリン、中村獅童ほか 翻訳:鈴木真理子 字幕:戸田奈津子

